前回に引き続き農薬使用への配慮についてお話していきます。
4. 公園の周辺コミュニティへの思いやり
- 近隣の民家や農地に接している場合、散布情報を事前に通知し、散布時には特別な注意を払います。
- 河川や池などの水系が近接している場合、水質汚染を防ぐための対策を講じます。
- 特に河川沿いの公園では、水系への影響を最小限に抑えるための取り組みが不可欠です。
5. 散布方法と人々の安全性への配慮
- 使用する農薬の指示に従い、必要な量だけを使用するよう努めます。
- できる限りスポット散布を行い、全面散布は控えます。
- 散布する際の天気や風の状態を確認し、安全な日を選びます。
- 散布作業者は保護具を完璧に着用し、作業後はしっかり洗浄します。
6. 農薬の継続的な管理と取り組み
- 年間の農薬使用計画を策定し、そのスケジュールに従うことで、効果的かつ安全な散布を実現します。
- 散布の履歴や結果を記録し、今後の作業計画の参考資料とします。
- 定期的な巡回を行い、早期発見・早期対応の方針で病害虫や雑草の管理を行います。
- 農薬は適切な場所に保管し、使用履歴を台帳に記録して常に在庫の確認を行います。
- 信頼性と経験を持つ作業者を選び、持続的な研修や情報共有を通じて知識を更新し続けます。
公園の維持管理において、農薬の適切な使用は重要です。安全で健康的な公共空間の提供のために、公園管理者や作業者は常に最新の知識と技術を身につけ、地域社会との連携を深めることが求められます。