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剪定すべき枝の種類

樹木の剪定は、その健康を維持し美しい景観を作り出すために欠かせない作業です。しかし、どの枝を剪定すべきか、その判断基準は何かという疑問が生じることもあります。ここでは、樹木の健康と樹形の美しさを守るために、主に剪定すべき枝の種類をご紹介します。

1. 枯れ枝

枯れた枝は樹木にとって不要な負担となり、見た目にも悪影響を与えます。また、病気や害虫の温床となることもあるため、早期の剪定が必要です。

2. 病虫害に冒された枝

病気や害虫によって弱った枝は、そのままにしておくと病害が他の健康な部分にも広がる恐れがあります。感染した枝は迅速に取り除くことで、樹木全体の健康を守ります。

3. 危険枝

折れたり、風で揺れることで周囲に危険をもたらす枝は、早めに対処することが安全のために重要です。

4. 障害枝

人や車両の通行に影響を与える枝や、建物への接触が予想される枝は、障害とならないように剪定します。

5. 弱小枝・冗枝

成長が止まった弱い枝や、樹冠の整形や生育に不必要な枝は、樹木のエネルギー効率を高めるために取り除きます。

特殊な枝の扱い

  • やご(ひこばえ): 樹木の根元や根から生える小枝は、放置すると樹木を弱らせます。
  • 幹ぶき(胴ぶき): 樹木の衰弱によって幹から生じる枝も同様に、樹木の美観と健康に悪影響を及ぼします。
  • 徒長枝: 養分を取りすぎ、樹形を乱す原因となるため剪定が必要です。
  • からみ枝・さかさ枝・ふところ枝: 樹形を乱す原因となるため、慎重に剪定する必要があります。

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